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原産国はイラン周辺、もしくはインド北西部といわれ、エジプトでは6,000年前から栽培され、「神菜」と尊ばれていたとか。旧約聖書にもその名が登場します。日本での明治以降に栽培が盛んになりました。
しっかり炒めて甘みと旨みを引き出して!
玉ねぎを切ると涙が……、その正体は硫化アリルです。辛味の成分ですが、炒めたり煮たりすると甘みのある成分に変化します。玉ねぎは炒めるほどに甘みが強くなり、生では100g中8gだった糖分量が、20分炒めることで33gに。また、旨み成分のグルタミン酸も炒めると5倍に濃縮され、ホタテ貝に匹敵する値にまでなります。じっくり炒めた玉ねぎが、洋食ではよくだしのように使われるのは、こうしたわけだったんですね。
血液サラサラ効果には15分待ってから!
その硫化アリルの成分の一つであるアリシンはビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にするので、疲労回復や夏バテに効果的です。また、ビフィズス菌を増やして便秘を予防するほか、血液をサラサラにする効果や、食欲を増進させる作用も期待できます。ただし、血液サラサラ効果を求める場合は、切ってから15分おくことと水にさらさないのがポイント! 血栓を減らす物質を作る酵素が働くのに、それだけの時間がかかるからです。それから生で食べたり、加熱したり。さらに、ジスルフィド類は、血糖値を下げ糖尿病予防に有効だそうです。
よく乾きツヤのある表皮&硬くてしっかりしたものを!
二月から四月の新玉ねぎは、辛味が少なくみずみずしい触感。この季節だけの味はぜひ生で楽しみたいものです。
玉ねぎは収穫後、乾燥させてから出荷するので、表皮がよく乾いたツヤのあるものを。頭を触ってみて硬くしっかりしたものを選び、根や芽が伸び過ぎているものは避けましょう。保存は風通しのよい冷暗所で。15℃以下になる冷蔵庫での保存は、発芽を促すので逆効果ですよ。
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