提案します!
“体と心と環境に優しい食術”
体は食べ物によって養われています。そして、体の状態が心に反映します。体も心も、実は食べ物によって支えられているのです。その大切な食べ物は、環境の産物です。私たちは環境によって生かされています。
ところが、人間は環境を変える力を持ってしまいました。私たちの心のあり方が、環境に影響するのです。
環境→食物→体→心→環境の循環システムを正しく巡らせるための「体と心と環境に優しい食術」を提案します。
「優しい食術」には9つの食術があります。
それぞれの食術について、より詳しい説明を2003年春号〜2005年冬号の
『しおのみち』 「入門編 」で掲載していました。
ぜひ、日常生活に取り入れてみてくださいね!
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1.穀物(ごはん)を主食にする |
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穀物という濃厚な植物質には、人を養うのに必要な成分が絶妙のバランスで含まれています。主食(穀物)50%以上、副食(野菜、海草、豆、種子、イモなど)25%以上、嗜好品(果物、魚、貝、肉、卵、乳製品、菓子など)25%以下という人類本来の食物構成を守りましょう。
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| 2.塩(海の精)と火で調理する |
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調理とは、塩によってミネラル成分をととのえ、火によって消化吸収の前処理を行い、食物栄養を自己栄養に転換しやすくすることです。塩と火は、消化・吸収・代謝・排泄に使われる生理的エネルギーを節減し、その余力を知的活動にふり向けてくれます。食べ物(とくに植物)は、塩と火でよく調理して食べましょう。
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| 3.一物全体を食べる |
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食べ物は生き物です。生き物は全体で生きています。全体を食べることで生命も正しく養われます。穀物や豆類はできるだけ精白しないで、野菜は皮をむいたりアク抜きをしないで、魚も肉もなるべく丸ごと調理して食べましょう。精製・抽出・合成した塩、砂糖、油、調味料、添加物やそれらを使った加工食品はなるべく避けましょう。
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| 4.地と旬の産物を食べる |
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気候風土の違う土地の産物を日常的に多量に食べると、住んでいる土地に適応できなくなります。日本の風土で生き抜く力をくれるのは、日本の風土で風雨にきたえられて育った作物です。国産の穀物や旬の野菜、近海で採れる海草や魚介類を食べましょう。外国産の食材や季節はずれの食材は、嗜好品として、たまに楽しむ程度にしましょう。
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| 5.よく噛んで食べる |
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よく噛むことによって、食べ物の本来の味が分かり、栄養もむだなく消化され吸収されます。よく噛むことによって少量のごはんで満腹感が味わえるので、自然に食べすぎが防げます。ダイエットは、ごはんをよく噛むことから始めましょう。一口50回以上が目安です。
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| 6.飲み物を控えめにする |
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地球上の生物は、水なしには生きていけません。しかし人間は、のどが渇いていなくても、果汁、糖、カフェイン、アルコール、薬物などの入ったさまざまな飲み物を多量に飲む習慣があります。この必要以上の飲み物が体に大きな負担をかけています。のどが渇いたら「水」を飲みましょう。その他の飲み物は嗜好品として少量を楽しみましょう。
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| 7.発酵食品を常食する |
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私たちの体の中、とくに腸管内には、さまざまな微生物が無数に生活しています。そして、酵素やビタミンを生み出して、私たちが食べたものを分解したり、解毒したりしてくれています。味噌、醤油、漬け物、梅干し、納豆などの植物性の発酵食品を常食して、私たちと共生している微生物が棲みやすい腸内環境をととのえましょう。
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| 8.感謝に満ちて楽しくいただく |
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不満や不安や怒りは、自律神経を乱して体の働きを狂わせます。おいしい食べ物も、不愉快なイライラした気持ちで食べたのでは台なしです。自然の恵みに感謝しながら、心を込めて調理し、楽しくいただく頃によって、消化吸収力が何倍にも高まります。食事の前には心を切り換え、ゆったりした気持ちで「いただきます」をしましょう。
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| 9.陰陽の調和をはかる |
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食べ物には体をゆるめ、冷やし、落ち着かせる陰性の作用をもつものと、体を引きしめ、温め、活発にさせる陽性の作用をもつものがあります。穀物はどちらにも偏らない中庸。野菜、果物などの植物性食品や砂糖、酢、香辛料などは陰性。肉、卵、魚などの動物性食品や塩、味噌、醤油、梅酢などは陽性。穀物を中心にして野菜と塩で陰陽の調和をはかることが、心身の健康を保つ基本です。
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