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体と心と環境に
優しい食術
提案します!「体と心と環境に優しい食術」

1.穀物(ごはん)を主食にする

2.塩(海の精)と火で調理する

3.一物全体を食べる

4.地と旬の産物を食べる

5.よく噛んで食べる

6.飲み物を控えめにする

7.発酵食品を常食する

8.感謝に満ちて楽しくいただく

9.陰陽の調和をはかる
 

1.穀物(ごはん)を主食にする part2

〜もっと穀物を食べよう!〜


●どれくらいごはんを食べていますか?

 みなさんは毎日ごはんを食べていますか? ここでいうごはんは主食のこと。結構おかずに偏っていませんか? まずは、きょう食べた食事をゆっくり思い出してみてください。お弁当のごはんとおかずの大きさが逆転していませんか? 目指すはごはんが半分以上です。


●肉食過多は血液を汚してしまいます

 第33回塩の道学校で講演してくださった佐藤堅司先生のスライドです。思い出してください、肉食過多の人の血液はこんなにドロドロなんです。ご自分の血液がこれだったらどうします? 何を食べるかが自分の健康を決めているのです。あなただったら何を食べますか?

肉食をすると赤血球がくっついてしまう 穀物菜食を続けた健康な赤血球


●世界の食糧事情

 先日、NHKの「未来への航海」で地球環境学者のレスター・ブラウン氏が今の食糧事情をわかりやすく説明していました。アメリカ型の肉を中心とした食事では40数億人、日本型の魚を中心とした食事でも現人口の63億人を養うのがやっとだそうです。世界にはいま飢餓に苦しむ人々が、8億4千万人あまりいるといいます。世界中で生産される穀物が平等に行き渡れば、この状態は解消されます。それを妨げているのは富める国々の人たちの肉食という飽食です。牛肉1kgの生産に穀物が11kgも必要というのですから、なんて贅沢な食事なんでしょうか!
 今のライフスタイルの中で、完全な穀物菜食は、人によっては、かなり難しいかもしれません。でも自分の健康を考えて、そしてときどきは世界の食糧事情を思い、決してストレスにならない範囲から肉や魚を食べない日を作ってみませんか?



●穀物をたくさん食べる工夫は雑穀にあり!

 “肉や魚がないと何だか寂しい”“栄養が足りないんじゃないの”、いえいえそんなご心配はご無用ですよ。人間の体の中にはタンパク質を作り出す機能があります。草しか食べない牛だって大きな体を保っているでしょ。人間だって肉を食べなくても大丈夫なんです。
 じゃあ食事の中で穀物の割合を増やすには? それには雑穀を取り入れることがおススメ! 雑穀にはそれぞれ独特の風味があり、いろんなお料理に活用できます。またビタミン・ミネラルも豊富で栄養的にも毎日摂りたい食品です。まずはごはんに混ぜて炊く、次にスープにパラッと足してみる、そして雑穀だけで炊いておかずづくり。炊いた雑穀を揚げたり、炒めたり、煮たりして、おかずとして穀物を摂ることができます。ちょっとひと工夫してみてください。


これならカンタンに雑穀が食べられるヨ!
雑穀を炊いてみましょう! 厚手の鍋と裏ごし器を用意するだけでOKです。
30分もあれば炊けて、食べきれない分はごはんと同じように保存もできます。

《雑穀の炊き方(もちきび・もちあわ・ひえ)》
雑穀…1カップ 水…1.5カップ 海の精…小さじ1/4
(1)雑穀をボールに入れ、軽く混ぜて浮いてくるゴミを捨てる。
(2)裏ごし器など目の細かい用具を使い、何度か水を換えて洗い、きれいになったら水気を切る。
(3)厚手の鍋に分量の水を入れて火にかけ、沸騰してきたら海の精を入れる。
(4)3で洗った雑穀を入れ、強火のまま木ベラでよく混ぜ続ける。
(5)もったりとして、木ベラで混ぜたときに鍋底が見えるくらいになったらフタをしてとろ火で約15分炊く。
(6)炊きあがったら火から下ろし、10分ほど蒸らす。
(7)しゃもじで切るようにさっくりほぐす。
雑穀は炊くと約3倍くらいになります。


『しおのみち』2003年夏号掲載

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