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6.飲み物を控えめにする
〜“のどが渇いたら水を飲む”が大原則!!!〜
●「水飲み健康法」はウソ!
皆さんは「水飲み健康法」をご存知ですか? 毎朝水を多量に飲むことが健康に良いとする説です。多量に水を飲むことで老廃物の排泄が促され、血液などの流れもよくなる。また、水分はどんなに飲んでも尿として排泄されるので問題ないとしていますが、果たしてホントでしょうか?
いえいえ、これはとても大きな誤りです。食べ物を食べ過ぎれば胃腸が疲れるのと同じように、水分も摂りすぎれば過剰な水分を処理するために腎臓に負担がかかり、逆に体内の老廃物が処理しきれなくなります。そのためにカラダがだるくなったり、疲れやすくなったり、むくみを起こしたりします。また、食事時に多量の水分を摂ると、その水分で食べ物を流し込むようになり、よく噛まなくなります。そして、消化液も薄まるので、胃腸にも負担をかけてしまいます。血液も薄くなり、本来の働きが弱まり、カラダも冷えます。
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食べ過ぎると、過剰な満腹感や胃もたれ、腹痛になり、大いに反省して、それを改めようとします。でも、水分の摂りすぎは、ちょっとトイレが近くなるぐらいで、目に見える不快なサインがすぐには出てきません。だから余計に怖いんですね。何となくだるい、疲れやすい、むくむ、冷えるなどの不調症状は、水分の摂りすぎを疑ってみる必要があります。自分のカラダと相談しない、画一的な健康法は注意が必要です。気をつけましょうネ!
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●のども渇かないのに飲んでない?
東洋医学では、体内に余分な水分が停滞した状態を「水毒」といいます。人体は「氣・血・水」の産物で、それぞれのバランスが崩れ、過不足が生じたとき、病気にかかると考えます。
水毒の原因は、水分過剰や冷房によるカラダの冷え。腎臓の働きが悪く、水が上半身にあげられず、足はむくんで冷えます。アレルギー症状のくしゃみ、鼻水、湿疹などは、体内の余分な水分を外に噴き出している症状で「水毒」が引き起こした病気と捉えています。ほかにも冷え症や肩こりといった不調症状や、リウマチ、うつ病、婦人病、ガンまでも「水毒」が関係していると考えられています。
確かに、昔に比べたら、街角の至る所に清涼飲料水の自動販売機やコンビニがあり、それらを無造作に買い求めて飲むようになりました。喫茶店でお茶を、飲み屋でビールに焼酎と、のども渇いていないのに習慣的に飲んでいる場合がナント多いことでしょう。ナゼこんなに飲めるのか? それは、それらの水分に含まれる糖分、カフェイン、アルコールなどに、カラダの感覚を麻痺させる働きがあるからなんです。ただの水だったらそんなには飲めませんよね。これらは単なる水分過剰だけでなく、糖分などの過剰ももたらし、虫歯や歯槽膿漏、あるいは糖尿病や痛風などの原因にもなりかねません。缶コーヒーや果汁、スポーツドリンクにもたっぷり糖分が含まれており、要注意ですよ
また、現代では冷房の普及で汗をかくことが減り、仕事もデスクワーク中心で運動不足です。体温が低下し、新陳代謝が減り、水を排泄する力も落ち、まずます「水毒」症状の人は増えているといえます。アレルギーは、まさに冷房や冷蔵庫の普及に比例して増えた、「水毒」がつくった文明病ともいえますよね
そこで、ぜひ一度、自分の水分量をチェックしてみてください。本当に喉が渇いて水分を摂っているのか、観察してくださいね。
●上手な水分の摂り方
地球上の生物は水なしには生きていけません。でも、私たちはつい水分を違った形で多量に摂っています。それが血液を薄くして、カラダを冷やし、不調の原因になったり…。そこで、上手な水分の摂り方です。この飲み方でカラダを温かく、元気に保ちましょう!
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○いつ飲むの?…
“のどが渇いたなぁ〜”のサインで飲みましょう。カラダの中の水分は体内への栄養分の運搬、老廃物の排泄、体温調節などさまざまな働きをしており、その補給はとても大切! そのサインがのどの渇きです。カラダの声によく耳を傾けて、必要以上に飲んでいないか、あるいは水を飲むのを我慢していないか、気をつけてみましょう。
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○どんな風に飲むの?…
少なめの水分を口に含んで、噛むように、カラダの細胞にじわじわと行き渡たるようにゆっくり飲みます。口の中で温めて、唾液とよく混ぜるようにして飲むことで、吸収がよくなります。また、こうすれば一気飲みはできず、必要以上に水分を摂らなくて済みますよ。
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○何を飲むの?…
水分補給の基本は水です。できれば安全でおいしいナチュラル・ミネラル・ウォーターを。また、温かい番茶もカラダに優しい飲み物で、水と同じように飲めます。そして、果汁やカフェイン、アルコールなどの含まれた飲み物は、嗜好品として少量のお楽しみにしましょう。たっぷり汗をかいたときの水分補給は、海の精や梅酢などを加え、塩分補給も忘れないでネ。
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《参考図書》
桜沢如一著『ゼン・マクロビオティック』 新泉社
一倉定著『正食と人体』 致知出版社
船井幸雄著『超健康法のコツ』 ビジネス社
石原結實著『病は“冷え”から』 光文社(カッパブックス)
石原結實著『体を温めると病気は必ず治る』 三笠書房
田中美津著 『ぼーっとしようよ養生法』 毎日新聞社
田中美津著『新自分で治す冷え症』 マガジンハウス
『しおのみち』2004年冬号掲載
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